トップページでもお知らせしましたが、「WORKFRAME84-C」と「POWERBASE-PD」の発売を発表しました。発売日は9月1日です。
WORKFRAME84-Cは84HPのユーロラックケースWORKFRAME84の3代目となります。
電源モジュールには、新しくPOWERBASE-PDを装備し、モジュールを固定するナットにはバーナットを採用しました。
これまでは四角ナット(スライドナット)を採用し、パネルの横幅の寸法が曖昧なモジュールでも隙間なくピッタリとモジュールを取付けられるというメリットが有る一方で、モジュール交換時にナットの位置がずれてしまうと取り付け作業が難しいといったデメリットが有り、改善を検討してまいりました。
その結果、諸々の問題をクリアすることができて、バーナット採用が実現しました。
初代WORKFRAME84や二代目のWORKFRAME84-Bにも展開を検討中です。
また、WORKFRAME84-Cでは、ケース全体をツヤ有りブラックの焼付塗装としています。
電源モジュール含めたブラックの統一感がなかなかクールです。
次に電源モジュールPOWERBASE-PDをご紹介します。
POWERBASE-PDの最大の特長は、PD(= PowerDelivery)規格の電源アダプターが使えるところです。
世間ではスマホやタブレットの急速充電器のイメージが強いPD規格の電源アダプターですが、USBのTypeCケーブルで従来の+5Vというバスパワーを+9Vや+15V、+20Vといった電圧にすることができるので、例えばパソコンとディスプレイをUSBケーブル1本でつなぎ、電源と映像信号をパソコンから送るといったことも可能です。しかも電流は3Aや5Aという大電流にも対応してるので、+20Vで5A=100W(100ワット)もの電力が扱えます。
POWERBASE-PDでは、電圧は+9Vと+15V、+20Vの3つで各々3Aの電流が必要です。
電圧が+9Vの場合(30Wのアダプター)はモジュールに流せる電流が500mAで、+15Vの場合(45Wのアダプター)は800mA、+20Vの場合(65Wのアダプター)は1000mAを+12Vと-12Vの各々に供給できます。
しかも、1000mAをモジュールへ供給できる65Wの電源アダプターと最大5Aまで流せるUSBケーブルが標準で付属となっています。(WORKFRAME84-Cも同様にこれらが付属しています)
ちなみに、次の画像は付属の電源アダプターとUSBケーブルです。
USBケーブルの長さは2メートルです。
編組で太いケーブルになっています。
この画像だと判りにくいかもしれませんが、電源アダプターは非常に小型です。
タテ・ヨコ各40ミリで厚さが28ミリです。
おもわず失くしてしまいそうなサイズですね。
ネット通販や家電量販店でも入手可能ですが、弊社の推奨アダプターとして販売もします。
PDA65Wという商品になります。
今回は以上ですが、PD規格と似たIQってやつは使えるの?などのお話をいずれ話したいと思います。
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